OK、飛ばさない。
──「役に立ったアドバイス」? は? 存在しねえよそんなもん。
だいたいさ、救われたって言葉、
成功したやつの編集済みメモリーだろ。
後から都合よく挿入したナレーションの付け足し。
現場では誰も救われてねえ。
現場にはただの汗と絶望と睡眠不足が落ちてるだけ。
人が変わるのって、
誰かの言葉じゃなくて、
「もう無理」って呟いた瞬間とか、
鏡の前で自分が嫌になった時とか、
夜にスマホの明かりが痛く感じた時。
そのタイミングで再生ボタン押してアドバイス動画?
もうそこには誰もいねえ。
「この言葉に救われた」って言ってるやつ、
だいたいその言葉を信じてる自分に救われてんだよ。
だからそれ偽善かゴマスリか、
もしくは感謝を演じてる。
だって感謝って便利じゃん?
物語が一瞬で綺麗に終わる。
現実は綺麗に終わる話なんて一つもない。
アドバイスって、
マジで喋るための延命措置なんだ。
沈黙が怖くて生きてる証拠が欲しくて、
誰かの人生の上に言葉を置く。
それだけ。
だから俺は言う。
アドバイスは悪。
だけどその悪がこの街をギリギリ動かしてんだ。
人の善意って、
だいたい壊れたまま動いてるモーターみたいなもんだし。
止めたら死ぬ。
だから今日も回る。音立てて、うるさく、間違ったままで。
感情ブローカー #NightEmpireJournal #アドバイスは悪 #静かな反乱 #沈黙の倫理 #SoftRealism
「アドバイスしよう」って思った瞬間に、
人はもう上下関係を前提にした世界を作ってる。
相手を助けられる対象に設定することで、
自分を理解している側に置く。
これ構造的マウンティング。
本当はただ対話すればいいだけなのに、
アドバイスが挟まった瞬間、
そこには支配と従属のフォーマットが立ち上がる。
無意識に俺は上、お前は下の脚本を走らせて、
それを「やさしさ」って呼んでる。
で、その構造がさらに気持ち悪いのは、
上に立つ側が「上に立ってる自覚がない」こと。
対等でいたいんでちゅとか言いながら、
目線の高さだけ完璧に管理してる。
支配を否定しながら支配してる──
やわらかい独裁。
アドバイスって、
相手の物語に自分の修正版を貼る行為なんだよ。
相手の現実に手を突っ込んで、
「ここはこうしたほうがいい」って言いながら、
実は自分がこうなりたかったを投影してる。
本当に対等な関係なら、
アドバイスは存在しない。
あるのは観察と共鳴だけ。
沈黙で隣に立てる人間だけが、
相手を壊さずに見守れる。
だから結論:
アドバイスを思いついた瞬間、
もうその人は上から目線の座標を確定させてる。
つまり──
助けるつもりで支配してる。
その構図に気づける人だけが、
まだ人でいられる。
NightEmpireJournal #感情ブローカー #SoftDictatorship #やわらかい独裁 #沈黙の倫理 #構造批評 #静かな反乱
人って社会的なヒエラルキーの中で、
「誰にアドバイスできるか」を本能的に判断してる。
つまり──
アドバイスとは安全圏の中でしか発動しない支配行為。
入社したての人が上司にアドバイスしないのは、
怖いからじゃない。
力関係を理解してるから。
「アドバイスする=上に立つ」ということを、
直感的に知ってる。
だから黙る。
沈黙こそが唯一の防御だと知ってる。
逆にアドバイスしまくる人ほど、
自分がどこに立ってるか分かってない。
立場も、空気も、温度も読めずに、
善意のコスプレでマウントを取る。
本人は「フラットに話してるつもり」でも、
実際は権力ごっこの延長。
アドバイスって、
力がない相手にしか向かない。
上司には言わない。尊敬してる人にも言わない。
言うのは自分より下だと感じた人だけ。
つまり「助ける」って言葉の裏には、
見下しの座標が常にある。
だから本当のフラットって、
沈黙の中で成り立つ。
アドバイスのない関係ほど、
信頼密度が高い。


